流産のこと
ども〜
ナースたんです(=´∀`)産婦人科で現役看護師13年目です。
さて、今日は。。流産のことです
昨日まで、妊娠の始まりの事を書いてきました。書きながら、心の中からこのテーマが離れませんでした。
妊娠されて、嬉しい気持ちだけ持っていてもらいたいので、ここからはこの記事を必要とされる方だけ進んで下さい。
流産はいくつか種類があります。
多くは稽留流産です。
けいりゅうと読みます。
子宮内に留まっている状態です。
健診時に発達が止まっていたり、前回見れた心拍が停止していた事で診断されます。
また出血や腹痛の症状があり、救急で受診され分かる事もあります。
子宮内に留まっている事は長くなく、
体が異物と捉えると出血が始まり外に排出しようとします。その際激しい腹痛を伴う事も多いので、病院によって対応は違うと思いますが、流産の処置を行う事が多いです。
流産の処置は子宮内容清掃術といいます。
麻酔を使って寝ている間に子宮内の組織を取り出します。
麻酔は多くは静脈麻酔で、呼吸を留めたりする事なくただ寝てもらう感じです。
処置当日は、麻酔の影響が残っているかもしれないので、日帰りで帰る時は一人では帰宅しないようにして、帰ったらゆっくり休んで下さい。翌日以降は麻酔の影響を心配しなくて大丈夫です。
処置自体は5分〜10分程で終わります。
器械を使って掻き出す方法と吸引器を使って吸引する方法どちらかがよく選択されます。
取り出した組織は病理検査に提出されます。
妊娠がわかって喜びの中、流産の診断を受ける事は本当に辛い事です。
そんな中、処置をする事になりますので、パートナーの方は側にいて、求められた事をしてあげて下さい。
流産はお母さんのせいじゃありません。
この時期はまだ外因の要素よりも、赤ちゃん自身の成長を止めてしまう理由があると考えて下さい。
そして妊娠できる体をお持ちです。
パートナーとの相性も妊娠できる良き相性です。とてもすごい事です。
では、また。